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そういう時期だから

まことしやかに囁いてよアレを

身から出た侘び詫びて寂びて錆 


月々2万円で、小さな箱を借りている。

ワンルーム7.5畳。窓は西に1つと南に2つ。
日当たりと風通しが良いので気に入っている。


天井が低いこともあって、
わたしひとりが暮らすための箱。という感じがすごくある。
「部屋」というよりも「巣」といったほうが近いような。

この空間は、自分の動いた痕跡のみで構成されている。
なめくじが動いた跡のように、ぬめりを帯びた私の跡は、
日当たりと風通しが良いのですぐに乾いて風化する。


こうした箱で、ひとり一日中作業などしていると、
時折、この世界に自分一人しかいないのではないだろうか?と錯覚する瞬間がある。
誰も居ないのでは・・・?
ラジオもただの音の波だし、ネットで風穴を空けた画面も、面でしかない。






こぢんまりとした暮らし。
自分の手に負えることだけで暮らそう、というのが今年の目標だったのだが、
気づけばいっぱいいっぱい両手に抱えているのはいつものことだった。

ぽろぽろこぼれるそれを、誰かが拾ってくれるということはなく、
なぜなら皆それぞれ、いっぱいいっぱいだからで。
あぁ、こぼれてる、こぼれてる。と誰に聞かせるでもなくつぶやいて薄ら笑い。

こぼしたものが、けっこう重要なことだったりして、
でも、こぼしたことを言い出せなかったりして。
ついつい自分を正当化しながら進んでいってしまう。

そして、気づけば引き返せない所まできていたり、
こぼしたものに足を取られて実は一歩も前に進めていなかったりするのだった。


ひとと一緒に進んでいるからこそ、伝えることは重要だ。
伝えること、ささやかで難しい営み、それをどうしても怠けてしまう。
勇気を出して、正直に、「ごめん、ちょっと拾ってくる!!」と、言えば、
いってらっしゃい、と、言ってくれたり、なんなら一緒に拾ってくれたりするものなのにな。



おそらく、その「こぼす感覚」(=重力に負ける感覚)は共有されているから。

「人は完璧じゃない」という常套句で表現されることも多いが、
みんなが抱えているそれらは、かたちは違えど同質のものなのかもしれない。


ひとは根源的に、寂しさを抱えている。
どんなにお金を持ってても偉くても有名でも、「寂しい」のだ、な。と、最近は思っている。
根源苦。
界隈の関係、価値、実在の証明も。すべてはそこに帰結するのかも。




今日は、勇気を出して、「ごめん、こぼした。」と伝えた日だった。
ひとは優しく、そっか。拾っておいで。と言ってくれた。
あぁ、世界はわたしひとりじゃないのだな。と思うと、
小さな箱の中で、膝を抱えて少し泣いた。


3粒ほど。



sake (1)

めちゃくちゃどうでもいいんですが
鶏肉にもみこむ調味料を目分量で垂らす、なんか好きな瞬間。

こういう生活をしてると、料理の「下ごしらえ」とかが非常に楽しく感じるようになってきた最近。

そして、絵を描く息抜きに絵を描く最近である・・・。
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沈殿 | -- trackback |  0 comment

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第8572682次・雲泥の乱 

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目の前に、情けなく糸が垂れている。
 
それは、重力に負けてだらりとぶら下がっている。
 
そんな糸、見てたって、なんの解決にもならないのだけど、
白く光る糸は妙に魅力的で、
不均一な太さでひょろひょろどこまでも伸びて、
へらへら笑っている。
 
私はベッドの上で枕を抱えて丸まって、
ずいずいと、たぐるように、糸を手元に引き寄せて、
ぐにぐにいじって遊んでみている。
 
 
糸に名前をつけるなら、同情、なのかもしれない。
誰もそんなことはしてくれないし、私自身それを望んでいるわけではない。
けど、同情が、たまたま近くにいるので、触ってみてる。それだけだ。
ポテトチップスの袋が目の前に開けられていたら、お腹が空いていなくてもつい手を伸ばしてしまうのと似ている。
  

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わたしは、健康的に生きる方法を、知っているはずなのだけど。
忘れちゃったのか?いや、そんなことはない。
頭の片隅で、理屈が、叫んでいるのを、聞こえない振りをしてるだけなのだ。
 
いかんいかん!と、うどんを茹でて、
シンクに溜まった食器を洗って、
よしっ、やったるぞ、このやろう、と、口に出して
ため息を深く吸い込んで無理やり深呼吸に仕立てあげて、
 
それでも、目の前にある諸問題を並べてみた時、
途方に暮れて、ついつい糸を触ってしまう。

すべての理屈は、糸による、せせら笑いの熱風を受け、泥々に溶ける。


 
しょーもない自分が好きなんだから、どーしょーもないっしょ。


けど、私は、虎にはなりたくない。
人間になりたい。
粛々と、やるだけだ。


痛快エブリデイ

書くことで救われることは、意外と多い。



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まぁ、なんとかなるかぁ。

なすべきことは、なされるべくして、なるようになる。



愛おしいよお。惜しいよお。



さて、やりまっか。
失敗しても死にゃあしないし、できるだけ愉快にやろうっと。

沈殿 | -- trackback |  0 comment

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